ホーチミンの旅

なぜかヨーロッパやアメリカには
行く機会があったのに
不思議と一番近いアジアに
行った事がなくて
縁が無いものだと思っていたら
何と先日 娘が誘ってくれて
ホーチミンへの旅が実現しました。
真夜中に羽田を出発したJALで 六時間。
まだ朝が開けきらぬ朝靄のベトナムに。
早朝にもかかわらず ホーチミンの街は
すでに始動!

先ずは 荷物をホテルに。


ホーチミンに行けたら
是非に泊まりたかったホテル マジェスティック。
サイゴン川のすぐ側に佇む
1925年創業の古きヨーロッパ建築様式の建物で
かってベトナム戦争の頃
ジャーナリストの拠点となり 開高健や桐島洋子など
幾多のジャーナリストが見守ったホテル。
私の好きなこの本にも

当時のサイゴンの陥落前後の様子が詳細に綴られ
このホテルの六階にロケット砲弾が当たった様子も。
そんな時代の流れも味わってみたくて。
荷物を預けサイゴン川を眺めながら、
ルーフトップのM Barでフォーを食べて

暑さも湿度もじわじわと上がって来た所で、
街に繰り出し、布市場に。



迷路みたいな 細い通路には それぞれのお店が
ゆるやかな仕切りで沢山あり 迷子になりそう。
そんな細い通路の布の中にすっぽりと座り込んで
朝ごはん食べている店員さん。
これだけ重ねてる布の束から見事に
目的の布を抜き出してくれたり
それは驚きの市場風景でした。
めざとく好みの布を何種類か探し ホッと。
途中 甘い甘いベトナムコーヒーを飲みながら
お友達で ホーチミン駐在になったばかりの
ナオコさんと合流!

三人で揃ってテーラーメイドの洋服を作りに

何と一日で縫い上げて渡してくれるスピードと
丁寧な縫製、
そして完成度には驚きました。
ランチはこれ又見逃してしまいそうな路地を入り

ローカルアパートの屋上にある
隠れ家的なベトナム料理のレストラン。


スイカジュースの美味しかった事


ベトナムの焼き物ソンべ焼きの器。
空路六時間、眠れない飛行機の中を過ごし
徹夜明け状態のまま ホーチミンの一日は
瞬く間に?長い長い一日でした。
ホテル朝食



ホテルの中も少し


次の日も、さぁ 暑くならないうちにと 街に。
路上の風景 街の人たちの様子を見ながら
目指したのは中央郵便局の建物。
アーチ型の奥行きが広がる天井は
開放感がいっぱいで
正面にはホーチミンさんの巨大な肖像画が。
今でも実際に業務がなされています。



壁の細部にや床のタイルの彩色に見とれながら
次の目的地に。
途中どんどんバイクの数が増えだし



その昔阿片工場だった跡地にお洒落なカフェが



ここで頼んだ、クランベリーとザクロのスムージーで頭もシャキッと。
涼しい建物の中で クールダウン。
一休みしてカゴやさんに。

今回の二泊五日のホーチミンの旅には
短い滞在ながら かって フランス領だった頃の
西洋とアジアが程よくブレンドされて
不思議な魅力がありすっかり虜にさせられました。
文化と建物 食の深さを 現地で肌で空気で感じ
又 今のホーチミンは地下鉄工事も進んでいて
目まぐるしく進化する都市でもあります。
熱気と活気を浴びる程 浴びて クラクラと感じ
熱中症気味になった私の体力の限界をつくづく感じました。