FrenchEnglish

高城染工 藍染

愛しい布


立春とはいえ 底冷えの日があったり 一日違いで

穏やかな春の日差しがガラス窓越しに見れたりしたら

 昔に 縁側で繕いものをしてる母の側で お人形の洋服や

お布団を作って欲しいとねだっていた少女時代を思い出す。

その当時 織りをしてた祖母が居て 私達姉妹の小さくなった服や

母達の着物も繕って着れなくなった物は全て

、裂いて裂織りの帯にしてくれたり 和裁を若い娘さんに教えていた母がいて

火鉢にコテが温まって華やいだ反物があり たくさんの色の糸が針箱に溢れ

祖母のトン トンと言う機織りの音が聞こえ 布が 遊び道具だった気がする。

2-6c無題


そして 縁あって嫁いだ先が布を染める工場。それも木綿か麻限定。

あらゆる種類の木綿の白生地が届き、染められて 出ていく。

子供達の遊び場もお守りも時には工場の布の上が昼寝させるベッドの事もあった。

ずいぶんと綿ぼこりや染め場の匂いを嗅ぎながら成長してくれたものだと

、今思えば それも懐かしい。。

そして 自分で染める時代になるとと 如何に手染めの布が時間を掛けて

重ねて手間暇の極みでできあがった染め布かと思うと 端布でも 捨てれないで

大事に取っていて 今や 私の宝物になっている。


今、自分の狭いアトリエいっぱいに ブルーの濃淡 の生地を拡げては

この布を染めた時代を思い起こし、懐かしく 愛しみながらボロボロになった

バックもキルトのスカートも

まだまだ 愛着のある布には チクチク針目を重ねながら 使ってる。

多分 布とは離れられない性分なのかと 春の日差しを感じながら

幸せな穏やかな気持ちで布との関わりを思いながら作業の手を止め

 いつもより丁寧にコーヒーを淹れ カップをこだわりの布で作った

コースターの上に置き ひと息 ほっこり。

2-6b.png

2-6d.png

コメント

非公開コメント

No title

みどりさんの織物、染め物、縫い物、それらは、お祖母さんから、お母さんから、伝わったものなのですね。幼い頃から、目でも頭でも手でも心でも、受けとめていたものが後に花開いていくことになったのですね~。

No title

和子様
コメント入れて下さって ありがとうございます。
小さい頃の原風景って 幾つになっても忘れないですね。
物の少ない時代だから一枚の 端布も使い切ってたんでしょう。
又 そちらからも 丹波の季節の移ろい 教えてくださいね。
プロフィール

organic blue

Author:organic blue

カテゴリ
最新記事
最新コメント
月別アーカイブ
検索フォーム
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR
RSSリンクの表示
高城染工 藍染

高城染工場

東京都杉並区浜田山3-35-1 ライブタウン浜田山1104 [ TEL ] 03-5913-9727

Copyright © 2018 高城染工 TOKYO ブログ All Rights Reserved.